好きになってくれなんて言わないから嫌いにならないでよ、なんて、傲慢なことを。
あなたのいない空はあまりにも広くて。
ねえ、この先どうやって生きて逝けばいいの? もう右手と左足の出し方が分からないんだ。 哀しいときの笑い方が分からないんだ。 幸せな日々が思い出せないんだ。 陽はどこから昇ったのだろう。 月はどこに堕ちるのだろう。 僕の見ていた夢は、こんなにも寒々としたものだったのか。 緋色の惑星くるくる回る。 ねえ、ねえ、待ってよ。キミは何処へ行くの? 不安定に見えて秩序の塊なキミのように。 僕のこの日々はどこかへ続いているのだろうか。 少し離れたところでは、ありふれた日常に過ぎないのだろうか。 少なくとも今の僕には、耐え難いものだというのに。 こうも嘆くのは、僕が呑まれてしまったという証拠に過ぎないのだろうか。 PR 2010/03/15(Mon) 19:07:44
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